土地に刻む碁盤の目

 日本各地に道路や水路で碁盤の目に区画割りされた土地が存在する。土地の整然とした区画割りは、為政者をはじめとするプロジェクトによる大規模な開発で、千余年前の条里は、今に名残をとどめており、また明治時代の北海道開拓の号線区画は、現在も道路や圃場の形状を規定している。現在では、より高い生産性の向上を目指す圃場整備か進められている。このような土地の計画的な利用は、都市の整備に通ずる先駆的なものといえる。